全国明社情報

『熊本地震被害状況視察報告と今後の取り組みについて』


全国明社(砂川敏文理事長)では、熊本地震災害への支援の在り方について、820日(土)から22日(月)の3日間、萩谷岩央理事と原良次事務局長の2名が被災地を視察し、支援団体等に面談、現状の支援と今後の在り方について調査しました。

 

まず熊本県明社・清田春雄会長との面談では、「熊本市内の明社会員、特に阿蘇明社の会員の方に被害が大きく、現状は生活の立て直しで精いっぱいである。しかし、このような状況だからこそ、県明社として会合を開き、復興に向けての決起を促したい。」と、熊本県明社としての方向性を確認。全国明社としても、そのために必要な支援を行う用意があることをお伝えしました。

引き続き、『九州キリスト災害支援センター(略称・九キ災) 』の佐藤牧師とお会いして、支援の状況をお聞きしました。 現在、九キ災では、

  ① 熊本市内にボランティ要請チラシを配布し、個々の被災者への支援を行っている。

  ② 震災後、子供たちに地震へのトラウマがあるため、メンタルケア―が必要と考え、子供支援のためのコンサートなどを行い、子供たちの心のケアーに当たっている。

  ③ 今後も子供支援を継続するにあたり、オリンピックも終了したのでアスリートを呼んで、スポーツを通して心のケアーをしようと考えている、との事でした。

  その後、今回の地震で被害の大きかった益城町へ向かい、益城町社会福祉協議会 宮本会長にボランティアの状況や、被災された方たちの現状を伺いました。
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今日も200人ほどのボランティアが集まり、被災家屋整理等に当たっている。

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     ②現在、避難所には1,000人くらいの方が居るが、10月頃には全て仮設に入れる予である。

   ③今後の課題は仮設住宅における自治会の設置である。

   ④ 熊本市内最大の仮設が熊本空港横にある「テクノ仮設団地」516戸で、市街地から遠く買い物などが不便なため、現在イオン九州がコンビニ程度の大きさの店舗を建設中である。

   ⑤ このテクノ団地は第3次募集で全戸入居になったが、未だ自治会が組織されていない。自治会がないと集会場の管理が出来ないため、せっかくの集会場も使えないままになっている、との事。

 

   Dsc04056_3   お話を伺ったあと、益城町木山仮設住宅を視察しました。この木山仮設住宅も自治会が組織されておらず、社協職員が定期的に巡回しているそうです。

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    そして最後に、木山キリスト教会 小田牧師とお会いしました。小田牧師によると、ボランティアの集合・休憩・食事等に教会を利用していただいているそうで、今後の支援について、来た方のお世話はさせて頂くが、仮設などの自治会等への関わりは難しいとのお話でした。

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  以上の報告を受け、827日に開催された平成28年度第2回理事会において、今後の本への支援のあり方を検討した結果、
 九キ災との協働も視野に入れた『子ども支援』を行う

    ② 益城町社協と協働して、仮設住宅におけるコミュニティづくりへの支援を行う 以上2点を決議しました。

  支援の内容については、実施の都度皆さまにお知らせしてまいります。  

 

                                                                                                  (全国明社事務局)


『濱田珠鳳さん指絵実演と体験』ご報告


 Img_3534_2 明るい社会づくり運動(砂川敏文理事長)は、728()明るい社会づくり運動石巻地区推進協議会(斎藤正美会長)と協働して、石巻市のプレナホールにおいて、鳥取県米子市在住の指絵画家・濱田珠鳳さんの指絵の実演と、体験講座を開催しました。

   ご午前中の子どもの部に参加したのは、小学校2年生から6年生までの5人と保護者の方々を含めた大人5人。濱田さんの実演を見たあと、ナスやパブリカなどの野菜やスイカ・桃と言った果物の絵に取り組みました。指で描くことに最初は戸惑った様子の子どもたちでしたが、濱田さんに促されて絵具を手にすると、あとは一気に絵を描き上げ、終了後に濱田さんからポストカードをいただき、満足気な顔で帰っていきました。

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  午後からの成人の部には、市内の企業で就業中のベトナム人研修生の女性10名を含めた50名が参加。実演で濱田さんの指先から生み出されていく牡丹の絵に、声もなく見入る姿が印象的でした。その後、全員がそれぞれに画材に取り組み、笑い声や歓声のあがる楽しい時間を過ごしました。最後に濱田さんが作詞した、震災でなくなった子どもが親や友達に向けて語りかける内容の‟ひまわりの道を歌って、体験講座を終了しました。

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 参加者の感想です。まずは、小学生。

 「指で描くのは難しかった」

 「難しかったけど、楽しかった」

 「上手にかけて嬉しかった。他の絵も、もっと描きたかった」

 大人たちの感想は

 「普段絵をかくようなチャンスがないから、今回先生にお会いしたことで、絵心のない自分でもそれなりの絵を描けたことがとても嬉しい。そして、周りの皆さんもいい笑顔になっていて、それがまたとても嬉しい。元気をもらえました。ありがとうございます」

 「絵手紙をやっているが、筆と指ではまったく違い、指で描くのは難しい。でも、時には指で絵手紙を描いたら、また違った味がでて楽しいと思う」

 「楽しかった。初めての経験だが、自分では満足の出来です」

 「心に重いものを抱えての参加だったが、先生に手直していただいた絵を眺めていたら、自然に素直な涙が流れてきた。強い気をもらい、感謝しています。ありがとうございました」

 「初めて。もう何回か描いてみたら、もう少しうまく描けるようになると思うので、またこういう場をつくって欲しい」

 「難しかったけど楽しかった。日本語をしっかり覚えて、仕事も頑張りたい」

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 濱田さんは、「5年前と比べると(http://meisha.cocolog-nifty.com/honbu/2011/11/post-79d8.html)皆さんのお顔がとても明るくなっていて、私も嬉しいです。これからも機会をつくって、被災地の支援を続けたい」と語っておられました。

 

                                                 (全国明社事務局)