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『第2回志民カレッジ・エネルギー自立型社会を築く』研修レポート その1


919日~21日まで、長野県飯田市で『第2回志民カレッジ』が行われました。 研修に参加した、永原理事のレポートをお届けします。


   第2回目の志民カレッジが、長野県飯田市を舞台に919日から21日の23日にわたって開催され、受講生6名、全国明社の役員2名と事務局3名、それに南信州フォーラムを主催する福澤郁文さんがコーディネーターとして参加した。今回は、『エネルギー自立型社会を築く』をテーマに、かつて環境首都コンテストで第2位になったことのある飯田市の環境への取り組みを学ぶために訪れた。

名古屋から2時間、バスに揺られて飯田市に到着。まずは腹ごしらえ。築80年以上という古民家を活用した農家民宿 楽珍房(らくちんぼう)で昼食を頂いた。ここは、地産地消にこだわり、季節ごとに地域の旬の食材を使った料理を提供。いきなりの豪勢な食事と自慢の一品の自家製の濁酒(どぶろく)を美味しく頂き、前祝い。
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   昼食後に一行は、今回の全行程でお世話になった地元の“NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師(山法師)”事務局長・平沢さんの案内で、メガソーラいいだ”を見学。ここは、中部電力が飯田市の地面を買って作った太陽光発電所で、1000kWの発電量があり300世帯の電力を発電している。飯田市の日射量は全国でも有数で、太陽光発電や太陽熱を利用している家庭がとても多いそうだ。
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   続いて、“ほっ湯()アップル”という市営の温浴施設で入浴。ここは、地元の木材でつくったペレットをボイラーの燃料にしてお湯を沸かしているとのことで、飯田市の環境に対する熱意が感じられた。

260その後、研修および宿泊先である“風の学舎”にお邪魔した。この風の学舎は、平成14年に設立された山法師が自分達で建てて運営している化石燃料ゼロハウスである。建てるまでに調査研究で2年、業者に頼らず自分達で建てるのに4年を経て、平成20年に完成した。事務局長の平沢さんから、「資源循環型社会が地域の発展に欠かせない、そのためには先ずは地域のエネルギーをと思い、地域の資源・エネルギーの地産地消を進めるために山法師を作った」と経緯の説明があった。
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  今では、環境・農林体験学習や青少年や大学生、研究者、行政関係や地元の方の交流、学習拠点として多いに利用され、年間2,000人が訪れる。行政に依存せず、自主自立、自己責任で運営しているそうだ。

                                                                                          
                                                                                          (全国明社理事 永原伸一郎)