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明社志民カレッジ第3回研鑽報告


  Dsc01225_4915日・16日、第3回志民カレッジが開催され、石巻から車で30分ほどの場所にある「特別養護老人ホーム万葉苑」敷地内で桜の植樹を行いました。
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現在万葉苑では、施設裏手の33aほどある小高い丘を憩いの場所としての公園にするため整備している最中。その遊歩道に訪問者や近隣住民の方々が楽しめるように桜を植えて欲しいとの要望で、今回カレッジ受講生の手で100本の苗木を植樹しました。
当日は台風18号が東北地方を通過するなか様子を見ながらの作業でしたが、幸いにも植樹の最中は雨もあがり、無事に植樹を終える事ができました。以下は、参加者による感想です。

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   私は千葉県市川市在住で、高校は浦安市内の高校に通っていたため浦安市内に友人が多く、東日本大震災の際には液状化現象で数人の友人の家にも被害があり、家の修復やメンタルケアを行った経験はありましたが、東北の被災地に行くのは今回が初めてでした。

 まず、石巻市内を回りました。第一印象では、想像していたより復興が進んでいると感じましたが、のちにそれが大きな勘違いだったと思い知らされます。石巻市内を見学したあと女川を訪れましたが、女川での光景は衝撃的でした。海岸沿いにはビルが横たわり、20m以上ありそうな高台の病院施設の中まで津波が押し寄せた跡が残っており、津波の凄まじさを実感しました。別の高台にある学校の校庭に、地元住民のための仮設商店街が出来ていましたが、それ以外の海岸沿いは、更地にはしてあるものの復興計画の実現までには時間がかかるそうで、まだまだ復興はほど遠い感じです。

 その後、多数の児童が亡くなった大川小学校を訪れました。周り一面雑草地が広がり、廃墟となった校舎がなければ元々この様な雑草地だったとしか思えない景色に、ここに住宅街があったとは想像できないあり様で、復興どころか手つかずの状態でした。小学校の裏手に立派な観音様が建てられており、その観音様はある県にお住いの篤志家が個人で造られたのだとか。慈悲深い方がいらっしゃると、私は感激しました。

 石巻港周辺の道路の中央分離帯にはボランティアの手で花が植えられたそうですが、今は手入れもされず雑草が生えている状態です。ボランティアは、緊急時に短期で行うことはもちろんですが、長期に継続して行うことも同じように重要だと思います。

 今回、特別養護老人ホーム「万葉苑」に植樹した桜が、数年後満開に咲き誇り、利用者の皆さんや周りの住民の方々の憩いの場になれば幸いです。

 

     (市川・浦安明社 塚本貢一)