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明社志民カレッジ第2回研鑽報告 その1後編


(3)町づくりから、村づくりへ

①この移動が氏を“町並み保存から、(石畳地区)村並み保存”へと視点を変えるきっかけとなった。

②石畳地区 人口320人 世帯数120世帯 2.7人/世帯 小学生12人 高齢化率46%

③石畳を思う会 1996年発足 多数決で決めず、提案者がリ-ダ- 会員の募集は一切しない

「参加させてください」な人だけが会員 現在会員数150人に絞っている            
                     
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 石畳を思う会は効率のみを追求する町村合併の「枝葉の寒村・農村切捨て」政策から、自分達を護る、生きながらえる 山を崩れから守る と 言う切羽詰った考えから立ち上がった。

 縦割りを越えて住民と付き合う。「私の担当ではありません」は一変に住民の信頼をなくしてしまう。

  ⑥“本物の村並み“とは を勉強するため、スイスの人口250人の小さな村に「思う会のメンバ-」で自費で出かけた。

⑦石畳を思う会=自治会=地域担い手集団になっている
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⑧上から下「お上様様」の住民意識 ⇒ 下から上「自立、自分達で何でもやる」への転換

⑨行政からの補助金に頼らず、自立し活動費は地域資源を活用しながら自分達で稼ぐ。

⑩地域資源は村の自然、風景、暮らし そしてそこに住む「人」そのものである。

⑪自分達含めて先人達から受け継いだ地域資源に投資をし創造して、次世代に渡していく。

⑫「これが無い、あれが無い」⇒「これがある、あれがある」あるもの探しで造り上げる。            
               
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⑬灯台下暗し、「あるもの探し」は外部の人の目も必要

⑭自分の親戚・友人を「もてなす」とき 如何に「もてなす」か? 本物の観光とはその「もてなしの心」。地場にこだわった「格」ある景観、食事、お土産などが本物であることを自覚すべし。メイド・イン・チャイナのお土産を持たしますか?

⑮住民不在の箱物観光行政の失敗で人口が激減した、夕張市のようにはなってはいけない。

住民主体の暮らしぶり、文化を資源に観光客と交流をして、利益を生み出す。

観光客を受け入れる仕掛け と もてなしの心づくりで、「お金を求めるのでなく客が謝礼を置いて帰る」という観光哲学を行政はしっかり持つことが重要である。

⑯これまで自分たちの祖先・先人達(百姓は技(手仕事)の達人プロであることを自覚して)の知恵、技は本物である。 プロ集団たれ、本物志向、「格」(ブランド)にこだわれ

⑰なぜこれまでの「町・村づくり」は上手く行かなかったのか? 

そこには、それなりの理由があったから ⇒ その要因を取り除けば上手くいくはず
最大の要因は住民不在の、上から下「お上様様」の政策、町づくりであり、また住民意識のなさ。
そして住民の「あれが無い、これが無い」のおねだり意識。

 氏の頭の中にある本物 村づくりは道半ば。

「清い水、川沿い景観」と「女性が一人旅できる安心な癒しの村里」 で 品格、地域格を持った村並み(ブ      ランド力)が最終的な姿!
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(4)カリスマリ-ダ-「岡田文淑」氏の夢

268俺は清貧だったから俺の人生の全てをかけることが出来た。 あれば守ろうとするから。

昔、若い頃は喰ってかかったと言うが、今は実に穏やかな柔和な表情。我々のメンバ-の誰かが言った インドの父「マハトマ・ガンジ-師」に似ていると!!

時々、昔を懐かしむような目で熱く語る岡田文淑氏の姿が目に焼き付いた。

旅に来た若い女性が 地元石畳で もてなした若い男と親戚関係になれるような そんな絆が出来る究極のツ-リズムであればと思う と これが氏の夢なのかも知れない。

 

                                     (鴻巣明社 酒井清)