全国明社情報

『第3回“すまこみ喫茶”』開催報告


 069 前回、前前回同様に気持ちの良い青空が広がった6月23日土曜日。今回の「すまこみ喫茶」は、石巻市にっこりサンパーク仮設住宅の集会場で、新潟の阿賀野フォーラムの手芸の一芸マイスターが先生となって、タオルを使ったマスコットづくりを行いました。
 089 にっこりサンパーク仮設住宅は、大川小学校の対岸の高台にある運動公園に造られた仮設有宅で、37178世帯に約500人が生活しています。 事前に各世帯に開催案内のチラシを配り、掲示板にも張り出して告知をしていただいたので、私たちが到着したときには、集会場はマスコットつくりを待ちわびるおばあちゃん達で一杯。11時の開始を待たずに、さっそくタオルを使ってのマスコットづくりが始まりました。
                            026   
                  
030  隣に座り合わせた同士で針に糸を通してあげたり、説明を聞き逃した人に「ここはこうするんだよ」と教えてあげたり、部品を取ってあげたり・・・と、互いに手を貸し助け合いながらのマスコットづくり。一枚のタオルがだんだん犬やうさぎの形になっていくに連れて、真剣だったおばあちゃんたちの顔が、やわらかな笑顔に変わっていきます。最後は自分のつくったマスコットを見せ合って「ほれ、私のうさちゃん可愛いでしょ」「この子ころころして、私みたいだねぇ」など、同じ材料で同じやりかたで作ってもそれぞれ個性あふれるものになった作品を手に、笑顔あふれる時間を過ごしました。
            034 068

その間、集会場前の駐車スペースではいつもの焼そばと焼き鳥をフル稼動で調理します。こちらもお手伝いくださったお母さんや若い男の子たちの笑い声が聞こえる、和やかな空間となっていました。

             056_2 043_2
 マスコットをつくった後、焼そばの出来上がるのを待ちながらベンチに腰かけて「今日は楽しかったよ。こんな事があれば、集会場に出かけていこうかなって思うのよ。行けば誰かしらと話しもできるからね。また来てね、待ってるよ」と、微笑んでくださったおばあちゃんの言葉や、最後まで片付けなどを手伝ってくださった40代の方の、「体操の集まりの時にはガラガラなんだけど、手芸の時には平日でもお年寄りが大勢集まるんです。なんと言ってもこうやってみんなで輪になって、話しをしながら手を貸しながらやるのがいいんですよね。今日だっておばあちゃんたち本当に楽しみにしてたんですよ、集会場が開くのを外のベンチで待っていたくらいなんだから」と言うお話。そして今回初めての試みに、こちらの予想をはるかに超える方たちが集まってくださったため、時間通りに来た若いお母さんたちがマスコットづくりを諦めて帰ると言う一幕があったことや、参加した方からももう少し時間を取って教えて欲しいという声があがったことなどから、再度9月にお邪魔して2度目のマスコットづくりをしましょうねとの約束を交わして、午後3時過ぎに仮設を後にしました。

                              058
 おばあちゃん、9月にまた伺いますから、それまでお元気でいてくださいね。

                                                         
                                                                          (全国明社事務局 前原佐智子)